2022.01.25 | 解説

老化予防、若返りに運動ができること

こんにちは。

トータルケアラボの鳥飼です。

今日も「若返り」について解説をやっていきたいと思います。

過去の記事はこちらから読んでみてください。

Youtubeもやっています。ぜひご覧ください。


今度、2月11日に福岡市南区高宮というところで講演をすることになりました。

南区薬剤師会様が主催で薬剤師の先生がたの前でお話をさせていただきます。

健康フェアですので高齢者の方も多く聞きに来てくださると思います。

当日は複数の先生が公演されるので、私は第四部となっています。

時間帯は12時からということでお昼に登壇することになりました。
もしお手すきでしたらぜひご来場ください。

よろしくお願いいたします。


今日の内容は、講演でもテーマとなっている「アンチエイジング」です。


若返り、老化予防。

このテーマを講演ではご依頼いただきました。

今日は講演で話す内容に触れる形で解説させていただきたいと思います。

トレーニングをしたいと思っている人を連想してください。


目的が「ダイエット」「体力作り」「健康作り」

わかりやすくこの3つが目的として持っている方が多いと思います。

「若返り」というテーマで行くと実は、運動でも相性が良くてタッチしやすい部分になってきます。


運動すれば若返り効果があるのか。

結論から言うと、運動には若返り効果はあります。
それも科学的根拠もあります。

今日はそこを詳しく解説していきたいと思います。

そもそも、「年を取る」ってどういう状態なのか見ていきましょう。


年をとることに、皆さんどういうふうなイメージがありますか?


今日は大きく分けて「4つの症状」をお伝えしていきます。

年をとったら、いろんな症状があります。


僕とかだったら、若いときはお酒を飲んでも次の日には元気でした。

二日酔いにもそんなにならなかったりしました。

最近30歳を超えて、本当にお酒が残るようになってしまったんです。

お酒の残り方も、胃がムカムカします。

本当に今までなかった記憶が飛ぶ症状。

吐き気、頭痛がしたり、症状も増えてきた気がします。

記憶が飛ぶと怖いです。

夜に何食べたかとか、覚えてなかったりします。

寝る前にカップラーメン食べて寝た記憶がなかったりします。

だからゴミだけ置いてあるんです。

「なんで置いてあるんだろう」と不思議に思ったりもします。

ひどいときは、飲み会の帰りにどうやって帰ってきたかわからない。

そういうことも起きたりします。

こういうお酒の失敗って若いとき、記憶が飛ぶ体質の人は置いといて、

なんか年齢が重ねれば重ねるほど、残り方、記憶がなくなる症状も含め、ひどくなってくる傾向にあるんじゃないかなと僕は思ってるんです。

お酒以外にもいろいろあると思います。

例えば太りやすくなったと感じている方も多いでしょう。

今日はそれを4つの症状として分類をしていきたいと思います。

1つ目は肌です。
肌のツヤ、そして肌のハリ、こういうものが落ちてきます。


2つ目は筋肉の衰えです。

年々筋肉というのは減っていくと言われています。

年間で1%落ちていくとも言われてはいるんです。

筋肉が衰えていくと、合わせて免疫力も落ちますし、基礎代謝量も落ちたりします。


3つ目は食欲の低下です。

これは量が食べれなくなってきます。

僕は今、34歳です。

20代の頃は焼肉を食べたりしても量が食べられました。

種類も何種類も食べて、ご飯もキムチも食べてカルビも食べて幸せでした。

残念ながら最近では、焼肉に行っても、量があまり食べることができず、食べ放題のお店に行っても食べることができないので「もったいないな」と思うようになりました。

お肉食べたいなら焼き鳥に行きたいと思うようになりました。

量より質になってきたので食欲不振になってきたのかなと思ったりします。

これが高齢になってくると、フレイルやサルコペニアなどの症状に繋がっていきます。

僕はまだ34歳なのでどちらかというと筋肉の衰え、食欲の不振といっても軽度で済んでいます。

しかし、確かに症状は着実に感じています。


4つ目は認知機能の低下です。

高齢の方で認知症になってしまう。

歳を重ねていくにつれて高齢者には、出てくる症状なのかなと思います。

若年性もありますが多くの方は高齢になってから現れてくる症状です。

今、4つの症状をお話をしました。

この4つが症状として認められる内容として今日は詳しくご紹介をしていきます。

症状が出る「原因」というものが別にまた存在をしているわけです。

1つずつ、まとめていきます。

肌のハリ、つやは肌の機能が低下していることによって失われることがほとんどです。

原因としては表皮、真皮の機能低下です。

表皮、真皮では例えば水分を保湿する能力が衰えてしまっていることが考えられます。

そこで対処として、水分を外部から与えようとします。

保湿剤を塗る、クリームでケアするなどです。

外部から直接ケアをしていく事をアウトケアと呼びます。

逆にインケアといわれるものがあります。

これは経口薬が多く、口から飲んでいくお薬や、サプリメントなどです。

飲んで体に変化をもたらすもので、保湿効果などがあるものを指していきます。

2つ目の筋肉の衰えです。

筋細胞は減少していきます。

これも基礎代謝量が落ちていく原因になってきます。

年を経るにつれて筋肉というのは、だんだん筋繊維、細胞が減っていきます。

減らさないために筋力トレーニングを行ってみる。

これがアウトケア。

あるいは筋肉を作っている栄養素であるたんぱく質を多く摂取する。
インケアです。


トレーニングを行う、タンパク質を摂取することで、総合作用的に筋肉量を維持、または増やしていく。

これが対処としては、今一番多く取られてることです。


運動指導士なので、ここに一番力を入れて普段から、専門分野とし指導しています。

ケアっていうのが大事になってくると思います。


3つ目の食欲の低下です。

これはどうしても食事を取らないと体内のエネルギーが足りない状態になります。

1日に動く活動量がどうしても低下をしてしまいます。

どっちが先かという話になってしまいますが、サルコペニアやフレイルサイクルの問題です。

食べていないから動けなくなるのか。

または動いていないから食べる必要がなく食べなくなるのか。

この問題があります。

食べていないから動けない場合は内臓の機能低下を疑うべきだと思っています。
例えば、胃や腸が弱くなっているということは多くの食事を消化吸収できない。

するとどうしても運動できない。

食べれないということは栄養が体の中にないわけです。

動く、活動するということはエネルギーが必要となります。

エネルギーがもなくなるということは、どうしても動かなくなってしまうということを考えます。


さて4つめの認知機能の低下です。

認知機能は脳機能の低下が原因とされます。

どうしても年をとってしまうと、脳機能というのは低下していきます。

ケアとしては流行りの脳トレだったり、頭をとにかく使っていく機会を増やすことが大事だと言われています。

今お話しただけでも、この加齢に伴う4つの症状というものを見ていきました。

これは症状を見て、症状には常に原因があるということなんです。

そして原因に対して対処を行っているわけです。

運動であれば筋肉が落ちてしまうという原因に対して、トレーニングやたんぱく質を多く摂取するという対処を行っていくわけです。

このような原因を挙げていったわけですが、そもそも何故このような加齢に伴う症状の原因は起こるのかを考えなければいつまでも対処療法で終わってしまいます。

そもそも肌が悪くなる原因の肌機能の低下はなぜ起きるのか。

保湿力の低下や筋細胞の減少はなぜ起きてしまうのか。

化粧水やタンパク質、トレーニングが足りないからでしょうか??

そんなことはありません。

子どもの時、トレーニングや化粧水、プロテインを常に摂取していません。

なのに子供のころは困りません。

そこには「成長期」と「成長期以降」で体のシステムが変わることが影響しています。

原因の、さらに原因(=プライマリー)があるわけです。

人類は老化の原因をずっと研究をしてきた歴史があります。

老化年を取るということを研究してきた歴史は、資料に残っているもので

古代エジプト王朝のクレオパトラ女王、最後の女王です。

若返りに関心があり、研究されていたという資料が残っています。

他にも楊貴妃であったり特に女性の王族者、美しさを誇っていた方に美容分野の若返りというテーマは盛んに研究がされていたようです。


さっきお話した原因の原因、根本の原因=プライマリーと専門家では呼んでいるものですが、このプライマリーに関しては、どうしても表現が難しい言葉になりがちです。

今、現代科学でわかっていることを今日はお伝えをする予定なのですが、どうしても僕たちの分野でいくとまず言葉が難しいと思うので、今日はそんなに嫌がらずに聞いてください。

最近のことです。西暦2000年です。


日本人が発見をしたサーチュイン遺伝子/サーチュインシステムといわれる体内メカニズムのお話です。


日本人の研究者で今井教授という方がおられます。

この今井教授は日本の若返りリード研究を推進されています。

世界的に見ると、デビッドシンクレアという教授もこの分野で功績を残した研究者です。

NAD+という体内物質が若返りや老化現象に大きく関係していることがわかりました。

人間の中からNAD+が次第に失われていくというのが、いわゆる老化という現象ではないかといわれるようになりました。

NAD+が体の中からなくなっているだけではなく、修復不可能なDNAのエラーが起きていて

それが積み重なっていく現象も老化の原因と言われています。


さて脳の話になります。

脳内に視床下部という場所があります。

ここが老化や寿命をコントロールする場所だということが研究によってわかっています。


この視床下部というところに1つのサーチュインシステムというものがあります。


今井教授の発見によってサーチュイン遺伝子が活性化することで若返り効果がある。そして寿命を長くすることができるというシステムです。

近年では空腹を感じると、このサーチュイン遺伝子が活性化するというお話を聞きます。

「空腹は最強の薬」という本が出ました。


これは空腹感を感じると、サーチュイン遺伝子が活性化することで、若返りの効果、長生きの効果を得ることができると言われています。

これらの効果は運動にもあることをご存じでしょうか??

この視床下部にあるサーチュインシステムというものは、大事なファクターとしてNAD+の量が挙げられます。


わかりにくいと思うので、車で例えましょう。

車のエンジンを動かしているものはガソリンです。


ガソリンは使えば減ります。減れば補充する。

これは車の話ですが、人間で言うガソリンは食事で摂取した栄養になります。


食事によってエネルギーを補給していきます。


しかし、車はガソリンだけでは動き続けることはできません。


ガソリンほどは早く消費はしないものの、確実になくなっていってしまう「エンジンオイル」があります。

エンジンオイルがなくなってしまうと、エンジンは焦げ付いてしまう。


車のエンジンが焦げ付いて、最終的には動かなくなってしまいます。

人間でいうと、このエンジンオイルに当たる部分がNAD+だと捉えてください。

このNAD+っていうのは、ゆっくり消費してなくなっていくものです。

しかし、14歳まではNAD+が、自動的に補充されます。


使っても補充され、車で例えるならばエンジンオイルが買わなくても勝手に増えていく状態です。

便利ですよね。

動物にしか、この仕組みはないのですけれども、視床下部のNAD+が使われるとすぐに補充されるこの機能の原因はいまだにわかってません。

今研究が進んでます。

このNAD+が補充されていくという状態が、

残念ながら14歳を超えていくと、補充されなくなるんです。

これを「成長期」と呼び、14歳以降の少しずつNAD+が減っていく状態を「老化」と呼んでいます。


なので14歳は肌の張り、艶もいい状態ですし、食欲も沸きます。

筋肉も増えていきますし、成長期というのは、このNAD+が自動補充されている状態だと連想もしやすいわけです。


14歳以降は体内に貯蔵しているNAD+が減っていくわけです。

そして最終的には0になります。

車で言うエンジンが焦げ付いた状態、人でいう「老化」です。

人間で言う、酸化した状態になっていきます。

これがNAD+がなくなる「老化現象」と呼ぶわけです。


さて、このNAD+が減ることは老化に繋がるというお話をしましたが、運動というのはこのシステムにいい影響を与えることができます。


なので、運動することによって長生き、そして若返り効果があるということは

このNAD+、エンジンオイルというものを補充、あるいはなくならないようにするために必要なものになってきます。


ではどういうた運動すればいいのか、研究でわかっている内容は

軽めの有酸素運動、そして中程度の有酸素運動です。

強度が強い運動では効果が見られません。

そればかりか体が酸化することも危惧されます。


もう1つが筋力トレーニングです。

よくウォーキングを毎日しているから足腰が強いと言う人がいます。

もちろんそれも大事なことなのですが、出来れば歩行という有酸素運動と

足腰を強くする筋力トレーニングは別に考えていただきたいです。

ウォーキングは有酸素運動です。
ここで言う軽運動というものです。


それとは別に、体を鍛えるためのトレーニングというものを行っていただきたいと思います。
スクワットで十分です。

椅子から立って座ってという立ち上がり運動でも十分です。
そういった筋力トレーニングを行っていきましょう。

この2つがですね、筋肉中のNMPT量を増やし、NAD+を増やす工場のようなものがあってNAD+を新たに作ってくれるというわけです。


この筋肉中のNMPT量が増えることでNAD+が増えていきます。

サーチュイン遺伝子も活性化していきます。

これによって若返り効果であったり、老化を止めてくれる効果があるわけです。


ただ、老化には「DNAの修復できないエラー」の蓄積もかかわっています。

加齢とともにDNAに修復できないエラーというのは積もっていきます。

しかしこちらも運動を行うことで、エラーの数が減ると言われています。

運動の種類を整理しましょう。

運動というのは3種類あります。

軽運動、筋力トレーニング、コンディショニング。

この3つと健康の3要素も整理しましょう。

食事、運動、休養です。

それぞれが大事です。

軽運動は体操や有酸素運動のことです。

少し息が荒れる運動、そして筋肉をしっかり使って上げる筋力トレーニング、そしてストレッチやマッサージをするといい影響があります。


そして食事をしっかり食べる。

そして動く。

そして休養をとる。

この3の循環がとても大事になってきます。


今日はこれで終わりにしたいと思います。
次回のテーマでまたお会いしましょう。さようなら。