2022.03.24 | 解説

ウクライナ募金のお願いと、鳥飼がどうやって育ったか

皆さんこんにちは。トータルケアラボの鳥飼です。

このブログでは、健康・ダイエット・美容・スポーツに役にたつ情報を発信していきたいと思います。

過去の記事はこちらから見ることができます。

YouTubeもやっています。ぜひご覧ください。

今日は、解説ブログではなく、お知らせとお願いです。

トータルケアラボのジムの中に、ウクライナに対する募金箱を設置しました。

お気持ちで構いませんのでぜひご協力をお願いいたします。

また、もちろんトータルケアラボ以外にも、町中にウクライナに対する募金箱が設置されています。

ぜひ募金活動を無理のない可能な価格でやっていきましょう。

今日のテーマは社会事業についてです。

私が会社を作ったきっかけの1つにもなります。

フィットネスとは別事業として運営している「社会事業」についての話をしたいと思います。

写真は障がい児童に対する運動支援です。

話がだいぶ遡ってしまいます。

私が一番最初に社会の役に立つこととは何かを考えたのは中学3年生のときです。

生徒会でアフガニスタンの中村哲先生に協力する形で社会活動を行ったことがきっかけでした。

私には似合いませんが、実は私は中学校の生徒会に立候補しました。

立候補理由は、「納得がいかない校則」が多かったからです。

今でこそ、女子がスカートであるべきなのか。

等のジェンダーを意識した校則についての疑義の高まりというものがあります。

多くの学校で校則が見直される時代になりました。

私も、きっと何年も更新されず時代にそぐわない校則に疑問を感じていました。

何故納得もせずに3年間も縛られなければいけないのか。

なぜその校則が存在するのか分からない。

そんな校則が多く、モヤモヤしていました。

当時の先生に校則違反を注意されたついでに、校則の存在理由など問いただしても、

「そういうものだから」という返答がありました。

今携わる子どもたちに、そんな無意味な縛りを経験してほしくはありません。

規律を重んじる人間を育てたいのであれば、「疑義の生じる規則」は排除すべきです。

納得し、自分から望んで守りたい規則にすべきです。

簡単に言うと、当時のぼくは「思考の停止している大人にムカついた」わけです。

私は生徒会に立候補し、「根拠のない校則は排除すべき」と公約を掲げました。

  • 何故昼休み以外ウォータークーラーを使っちゃいけないの??
  • 何故寒いのに行内では上着を使っちゃいけないの??
  • 何故女子と手をつないだら「不純異性交遊」と決めつけるの??

今覚えてるだけでも3つの規則はおかしいと思っていました。

しかし、立候補を支援してくれていた当時の担任だった先生。

立候補受付日の夜に家に電話をかけてきました。

「こんなふざけた公約を掲げるのであれば立候補させない」という内容でした。

今であれば、理解に苦しみますし、説明のない拒否は失礼に感じますので言い返します。

しかし、当時の僕はそんなことはできませんでした。

私は思うのですが、子供たちのために「夢を一生懸命に追っかけることができる環境」を作るべきです。

学校であっても、大人は環境整備し子供をサポートするべきだと思います。

あこがれの人にだって頑張ったら会えるし、

注目される舞台だって頑張っている子には準備してあげたいと思います。

それが障がいを持っている子供であっても、健常者でも同様にチャンスがあるべきだと思います。

逆に必要以上の厚意も、いりません。

私はそう思いながら活動しています。

この出来事で、当時の僕は絶望感を感じました。

仕方ないので適当な新しい公約を作り、生徒会に立候補しました。

そして無事、生徒会役員として選挙を勝ち任命されました。

私が大義を感じていたのは、無駄な校則をなくすことでした。

しかし、生徒会活動で私が実際1年間全力を捧げたのは、アフガニスタンへ洋服やマフラーを送るという活動でした。

当時、私が中学3年生のころは9.11同時多発テロが起きた年でした。

アフガニスタンはアメリカとの戦争に追い込まれました。

アメリカによる空爆が連日ニュースになっていました。

私の発案ではないのですが、福岡出身の中村哲医師が活動しているペシャワール会への寄付ということもあり、中村哲先生の協力をしていこうという話になりました。

いや、やってみるとこれがものすごく大変だったんです。

しかし、このきっかけがなければ気づけないことがあったと思います。

この平和な国日本で、生活をしている限り気づけなかったことに気づくいいきっかけをくださいました。

自分が行った行動で、社会の誰かが助かることがある。

遠くのアフガニスタンという国でも自分たちに役に立てることがある。

つまり、「社会参加」ということを知るきっかけはなかったでしょう。

写真は私も協力させていただいていますカンボジアの地雷撤去活動です。

次に高校生の頃に、社会活動を志すきっかけになった出来事があります。

それは高校の時に、ホームステイさせていただいた韓国での経験です。

今でこそ大問題になった文大統領が悪化させた格差社会。

当時は朴槿恵大統領・文大統領になる前ですが、韓国は既に格差社会でした。

私がいたのは、ソウルです。

住んでいた箇所から少し離れると、低所得者の方々が住んでいるスラム街があります。

私は低所得の方々が、言葉は悪いですが、汚い格好をして生活をしているのを見たときにとてもショックだったことを覚えています。

日本でも低所得低者の住んでいるホームレスの方々が集まっている場所はありますが、

比べ物にならないレベルでひどい治安の悪さと、人々の腫れ物に触るような空気感を感じました。

その経験が低所得者に対する支援に興味を抱いた最初のきっかけです。

私は社会人になり、関東にいたときに低所得者に対するボランティア活動というものに参加をします。

そこでNPOを女子高生の時に設立し、運営していらっしゃる「かなちゃん」に出会います。

カナちゃんは、16歳の高校生の時に低所得者に対する就労支援を開始しました。

ホームレスの方々に自転車の修理の技術を教え、自転車屋さんを開き、低所得者のコミュニティの中で、資金が生まれるシステムを構築しました。

また放置自転車を撤去し、許可を得た上で、使えない部品は廃材に使える部品を組み合わせて新しい自転車を生み出し、磨き上げ中古自転車として販売をする。

このことによって低所得者が住んでいるエリアの放置自転車の数が激減しました。また、低所得者の方々の所得が生まれるという好循環が生まれました。

何より、難しいのは仕事を生み出すことでもなく、自転車屋さんをオープンさせることでもありません。

働かないと決めたい人や、お金というものに嫌悪感を抱く人。

そういった方々に働く意欲を湧かせ、所得を持つ意味というのを、

自ら感じ取り、社会に参加してもらう。

この意識を持ってもらうということに何より大変さと、意義を感じました。

私が活動を始めたときは、見てわかる通りおっさんでしたが

当時女子高生でこの活動を始めたかなちゃんは、何度も危ない橋を渡ったそうです。

僕よりいくつも下の子のかなちゃんに聞きました。

「僕もこういう活動に興味がある。この働く意識を持ってもらうということに大変さと、意義を感じました。」

自分でも何かできることはないかということを、相談をしたのを覚えています。

そのときに、当時まだ高校卒業したての女の子のかなちゃんから言われたのが、

「鳥飼さんには無理です。」

といわれました。

「私は働く気がない人に働いてほしいとも思わないし、働かなくてもいいと思っている本当の意味の低所得者にサポートしようなんて思っていない。」

「ホームレスになってしまったけど、チャンスを掴めるなら這い上がっていきたい、やり直したいと思っている人にチャンスがない世の中は良くないから、チャンスを作っているだけだよ」

「鳥飼さんの考えは自分が儲かることを捨てていますから。ボランティアというのは犠牲者が生まれて好循環は生まれない。続けれなくちゃ意味がないし、続けれないなら手を差し伸べてはいけない。儲かっちゃいけないいけない、無料でやらないといけない。そういうボランティア精神が1番、無責任で優しくない。ボランティア精神はNPOには必要ない。」

というお話をされました。

※災害ボランティアなどここには該当しないボランティアも多くあります。

僕はここでもショックを受けました。

社会活動というのはてっきり、ボランティアのことだと思っていました。

仕事の休みの日にみんなで集まり、無料で社会に奉仕することだと思っていました。

しかし、かなちゃんの言う社会活動とは事業です。

1.地域の低所得者の方々にメリットがあること。

2.自分に利益が生まれること。

3.協力をしてくれる人にも利益が生まれること。

この3者にメリットがあるWin-Win-Winの状態がなければ、事業は続きません。

事業はもちろん持続していくことが何より大切だと学びました。

私は「社会参加を低所得の方々に促す役割」だと思っていた自分が恥ずかしくなりました。

何様のつもりだったんだろう。

人の価値観を変えることなんてできないし、必要ないと思いました。

「社会に参加するということ」を改めて自分が勉強させていただきました。

それから、私は無償でのボランティアと経済が成り立たないことを学びました。

経営や経済を勉強していく中で、はっきりと理解することができました。

そこで、自分が会社員として勤めているお給料から数%を募金するということには、自分に損があることに気づきます。

では、どういう参加の仕方がいいのかを考えました。

提供役務サービスの対価から寄付する形が自分に最もいい方法だと気づきました。

それを行うには企業に所属していては元金が足りません。

給与から活動費を捻出していたら生活が成り立ちません。

自分で事業を起こし、事業の中で無理なく社会活動費が捻出できるようにシステム化する必要がありました。

今では多いですよね。「ドリンク料の1%が○○に支援されます」のような形です。

サービス料のうちの数パーセントの社会活動費をそこから捻出し、その社会活動で企業価値を獲得してくる。

方法はいくらかあります。

3者にメリットがある水戸藩商人でいう「三方良し」の鉄則を守ります。

「人の健康サポートのサービス料で、世の中の困っている人に支援を行う。」

受益者負担が可能な所得層の方にサービスを提供し、受益者負担が難しい方へ健康的に生きていける環境を作る活動をしよう!

自分の力で、困った人に手を差し伸べていく。

そのためにとにかくお金を稼ぐ。

それをすることによって、会社に更に利益が入ってくる。

そういう社会の参加の仕方を考えました。

それがまさに私が20代で設立した会社です。

社名の由来にもなっている「総合包括支援」。

つまりトータルケアになるわけです。

この社名についてはマクロ的なソーシャルソースだけではなく、別のミクロな意味もあります。

人々をコンディショニングやストレングス、フィジカルと偏りなくトレーニングサポートを行うという意味も込められているのですが、それについてはまた違う機会にいつかお話できたらいいかなと思います。

今日はウクライナの募金活動について説明するために、少し昔話をさせていただきました。

以上になります。

また違う機会にお会いしましょう。

さようなら。